皆さんは、食べれば食べるほど若さを保てる食材をご存じですか?
実は、「わかめ」と「キノコ」なんです。
今回は、このわかめとキノコに注目して健康管理にどう役立つか検証したいと思います。
キノコについて

キノコを漢字で書くとどうなるか知ってますか?
茸、菌、蕈 こんな書き方を普通はしますね。
この中で注目なのが、「菌」です。「菌」を訓読みすると「きのこ」になります。
「菌活」がお勧めなのは、皆さんご存じですね。
「菌活」とは、体によい働きをする菌を食べる事ですね。
つまり、「きのこ」を丸ごと食べることで「菌活」になるんです。
キノコの 「キノコキトサン」が脂肪を排出してくれる
きのこ類は、100グラム当たり約20キロカロリーと、低カロリーです。嬉しいことに、きのこはカロリーを気にせず食べることが出来る食品です。
また、きのこ類は食物繊維が豊富で、腸にたっぷり入ると、腸内環境が一気によくなります。
食物繊維は、便秘の改善・解消に役立ちますが、実は便秘は悪玉菌の増えすぎも原因です。食物繊維が善玉菌や有用菌を増やすことで、腸をきれいにします。
腸内の善玉菌が増えていくと、代謝がアップするためダイエット効果がアップします。
なんと、便秘の改善と代謝アップのダブル効果で、ポッコリお腹がへこんでいきます。
なかでも、キノコの成分の中で注目すべきは、きのこに特有の成分である「キノコキトサン」です。
キノコキトサンは、脂肪の吸収を抑えて排出を促す働きがあります。きのこ類の中でもエノキダケに多く含まれています。
その他、エリンギやマイタケにはビタミンB群が豊富に含まれます。
ビタミンB群が十分にあると炭水化物、タンパク質、脂肪の代謝がサポートされ、余分な脂肪を体にため込まないようになります。
ビタミンB群は若返りの効果とダイエットの効果を手助けします。
逆に、ビタミンB群が不足すると、太りやすい、疲れやすいといった、老化の症状が現れやすくなります。
キノコのお勧めな食べ方

きのこ類の食べ方は考えただけでも無数にありますね。
その中で、お勧めの食べ方は「味噌汁」です。
味噌汁の味噌には「こうじ菌」が含まれています。
この、こうじ菌ときのこのの持つ菌を混ぜて一緒に食べることで、「菌活」の効果が高くなります。
シメジ、シイタケ、ナメコなど、様々な種類のきのこを味噌汁に入れて食べることをお勧めします。
味噌汁を飲む(食べる)ことで、味噌汁の水分でお腹が膨らみやすくなり、食べ始めてから早い段階で満腹感を得やすくなります。
また、食物繊維が多いですから、満腹感が持続しやすく、食事後の余計な食欲を抑えることができます。
わかめについて

ご存じ「わかめ」は海藻類です。低カロリーで、食べてもまったく太りません。
わかめは、水溶性食物繊維が豊富なため、栄養素の吸収がゆっくりで、血糖値の上昇がゆるやかになるため、糖尿病予防にも最高の食材です。
また、血圧の上昇を防いでくれるので高血圧を予防にもなります。
また、コレステロールの吸収を抑えるため、動脈硬化も防いでくれます。
わかめには、「フコキサンチン」という成分が豊富に入っています。これは生のわかめでも乾燥したわかめでも、同じようにに豊富です。
このフコキサンチンは、脂肪細胞の脂肪を燃焼させ発散してくれます。
そのため、すでにお腹周りに脂肪がついていたとしても、わかめをたくさん食べれば、きれいに脂肪を落とすことができます。
わかめのお勧めな食べ方

わかめの食べ方は、味噌汁の入れる、酢の物にするなどが普通ですが
お勧めの食べ方は、「わかめスープ」です。
味噌汁や酢の物も良いのですが、わかめの入っている量が少ないです。
わかめスープにすれば、タップリのわかめを食べることが出来ます。
味噌汁でも良いのですが、わかめをタップリで味噌は控えめにで食べましょう。
いつもの味噌の量で作りますと、塩分過多になってしまいますので。
わかめスープの簡単な作り方
簡単なわかめスープの作り方を紹介します。
材料(2人前)
・わかめ(生や塩蔵なら50グラム、乾燥なら5グラム)
・白ネギ 1/2本
・生姜 1かけ(約20g)
・ごま油 大匙2杯
・中華スープの素 大匙1杯
・水 400㏄
・コショウ少々
作り方
わかめを一口大にカット。
白ネギを斜めせん切り、ショウガ1かけ(約20グラム)をみじん切りにします。
鍋にごま油大さじ2を入れ、熱してからネギとショウガを炒めます。
香りが出てきたらわかめを入れ、緑色になったら水を入れて、中華スープの素を加え、コショウで味を調えてきあがりです。
ショウガの辛味がありますから塩を入れなくても大丈夫です。
どうしても塩を入れたい場合は、ほんの少しにしましょう。
市販のわかめスープについて
市販のワカメスープはおいしいですし、わかめをたくさん食べることが出来ます。
しかしながら、市販の物は基本的に塩分高めです。
ですので、お湯を入れる量を増やして薄くし塩分対策をしてください。
薄める場合は、表記の量の1.2倍くらいのお湯を入れ、スープは全部飲まずに3分の1残すようにしましょう。
また、外食でわかめスープを食べるときも同じようにスープは残しましょう。
お店で出てくる物は基本的に、一口飲んで美味しいと感じさせるために塩分が多めになっていることが多いからです。
まとめ
わかめとキノコは健康管理に最適な食品です。
キノコで菌活をし、わかめで血管の若返りを目指す!
美味しくて身体に良い、こんな素晴らしいことはありません。
最後に、注意点です。
身体に取り込んだ菌は3日ほどで死んでしまします。
ですので、キノコの味噌汁とわかめスープを交互に毎日の食事に取り入れることをお勧めします。
食べれば食べるほど健康になる食品をご紹介しました。
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